今日アクセス数が20万に到達しました。それもこれも、遅々とした進行に辛抱強くお付き合いいただいた皆様のおかげと思っています。改めて御礼申し上げます。
 何か記念にと考えていて、最近はレンタルサーバー、ドメイン取得が比較的簡単に出来るようになっている事でもあり、思い切ってjpドメインを申し込みました。
 現在新サーバーでテストラン中です。まだ内容はこちらと同じですが、若干雰囲気を変えてみました。6月以降は全面的に移動予定です。引き続き今後もよろしくお願いします。 2005年5月16日 Mokkin


新URL http://www.mokkin.jp


あったらいいな!(My Wish Lists) 5/11更新


ルーター・レース 活用編(2)

 活用編といいながら、引き続きパーツも作製しています。必要に迫られ、木工バンドソーで切断したアルミ板を切削して、35□〜55□用のクランプ・アダプターを作りました。テール・ストックのライブ・センターを外してしまってもグラグラしないほど強固。

 

 今回は33φのスピンドルを作製したのでした。やはり切り込み量を大きくししすぎるとビット跡が残ったり肌が荒れるので、この太さでは角材から5〜6往復ほどかけて切削。

2005 May


バンドソーでアルミの切断

 木材と同じように金属も大きいものを買った方が単価は安くなるようです。しかし切断は困った課題?で、小径の金属棒や幅の狭い板であればチップソー・カッターで切断していましたが、ブレードが高速回転のため、アルミなどは熱で溶融して刃先にこびりついたりする事がありますし、板材はブレードが材料に当る周長が大きくなって切れにくいだけではなく、ブレードの寿命にも悪影響があるようです。また今回のように厚さ15ミリ、200ミリ四方のS5052板ともなると完全にお手上げです。

 これまでにもkazu@あきたさんがジグ作りのためのアルミ切断にバンドソーを使用した成功例はありましたが、実際にやってみないとどの程度まで切断が可能か判断がつきません。その他にもブレード・スピード、送りスピード、発熱、ダスト、切断面などが未知です。
 まずブレードですが、インチあたり10歯以上のものは、幅が1/4インチのオルソンの木工用しか手持ちがありませんので選択の余地無し(笑)。次にブレード・スピードですが、金工用のロータリー・バンドソーは秒速1m前後が多く、発熱と溶融付着の点でも通常の木工切断と同じ(BS-10Kでは13〜15m/s)では問題ありそうです。ホイール・タイヤは合成樹脂ですから極端な発熱はこちらも溶融・変形の恐れがあります。
 で切断はインバーターの周波数を10Hzまで下げてモーターの回転を十分?落して行いました。送りスピードはキーキーという騒音の具合から判断して(笑)1ミリ/秒程度にしました。

 

  左画像がその切断面です。ラフィング・ミルで切削したような
 感じで、0.5ミリ程度普通のミルで切削すれば使えそうです。

  5センチほど切削したところで、回転を止めてブレードに
 触れてみましたが殆ど発熱無し、切断した材料の
 熱容量が大きかったのも理由かもしれません。

  200ミリ切断し終わる時にも切れ味の低下は感じられず
 これならば重切断でなければ実用になりそうだという
 感触を得る事が出来ました。

  ダスト集塵は特に問題ありませんが、ホイール・タイヤに
 付着したものは必ずクリーニングが必要そうです。


以上、片目でオーションのロータリー・バンドソーを睨みながらの実験でした(爆笑)

2005 May


ルーター・レース 活用編(1)

 なかなかデザインが固まらないのですが、そろそろと部材の製作に取り掛かりました。まずは普通のスピンドルの製作から。

 
 
 おおむね思惑通りの動作です。回転させながらの一度の切削は12φのローレット・ネジ半回転 1.75/2≒0.9mmぐらいが限度のようで、もっと深くすると甲高い騒音が発生し、切削面も荒れてしまいます。画像の仕上がり18φのスピンドルは20mmの角材から3回の往復(計6回)で切削したものです。
 右上画像は集塵フードの様子です。移動工具台にフードを取り付け100φのホースを接続していますが、床を引きずる際変な負荷がかかるような気がしたので、途中にホースのホールドをつけました。ブラインドに交換して使わなくなったカーテン・レールに荷造り紐で吊っただけですが、ホースの動きは首振りだけになりました。

 

 集塵の捕捉率は約7割といった感じです。しかしよく観察すると左右に飛び出してしまうダストは運動量が大きい粗いもので、下側のパン部分に落ち、ルーター・レースの外へ飛び出すのはほんのわずか。フードの隙間から外に飛び出そうとして引き戻されるダストが多く、集塵力をアップすれば改善されるのは間違い無さそうです。また切削中に日光にすかしてみてもルーター・レースの上側(つまり鼻先)に健康に最も有害な微小な粉塵は認められず、これならば室内でも安心して切削作業が出来そうです。切削中にこんなのんびりした事が出来るのは「自動送り」様様(笑)
 トリマーの騒音が凄まじいので、特に室内ではイヤ・マフは必須です。

2005 May


電動化 第2弾 ミニ・フライス X軸スライドテーブル

 ギアの大群はLittle Machine Shopから購入したミニ旋盤のねじ切りギアの保守パーツです。モジュールは約1.0、軸穴が12φという制約はありますが、タイミングプーリー、ベルトなど全部ひっくるめて国内製のギア3〜4個と同じぐらいです。
 これだけあれば変速比は自由自在?、集塵ホース切り替え器と同じギアモーター 減速比1:3.6 を65歯/55歯≒1.18 80歯/20歯=4.0 を使用し、トータル減速比は 3.6×1.18×4.0≒17.0 となりました。

 

 下画像が減速ギアの様子です。ギアの歯数(直径)はぶっかったりしないよう考慮しながら決定し、中間ギアの回転軸(12φ)、モーター軸(8φ)のアダプターを作製しています。フライス本体の改造はハンドルにギアを固定する穴を2つ開けただけです。

 

 モーターが1000rpmでは 1000/17.6≒57.2rpm 一秒に送りハンドルがおおよそ1回転し、コントローラでモーターの回転数を変えることでおおよそ6〜80rpmに可変できます。これで切削時のゆっくりした送り〜速めの送りに対応可能です。

 

 上の画像は実際に切削中の様子、切削量を設定してスイッチを入れれば見ているだけで定速度で送ってくれ、左右端では自動停止します。こんな事なら何でもっと早く電動化しなかったのか?・・・ と悔やまれるところです(笑)
 トルクが心配だったのでラフィング・ミルでやや重切削も試してみましたが、ギア比が大きいので6Wの小さいモーターでも実用性はあるようです。切り粉が飛んでこないよう上部に蓋をつけること、そしてこの状態ではハンドルの手廻しが重くなってしまうので、クラッチあるいはギアのリリース機構が必要なようです。

 ミニ・フライスの送りねじのピッチは1.5mm、上の画像のワークの長さは200mm、という事は左から右まで切削するためには送りハンドルを 200/1.5≒133回転させなければなりません。ここでは約2mm切削しようとしていますが、1回で0.3ミリ切削すると7回繰り返す事になります。
 つまりこの切削でハンドルは 133×7≒約930回転させなければなりません。これまでの作業を思い出してみると一日に1万回転ぐらいハンドルを廻していたかもしれませんね!? 大きな力はいらないというものの、肩が故障するのも当たり前・・・(笑)


*使用したギアモーターは オリエンタルモーターのモーター/コントローラ−パック MSM206-412シリーズ。

2005 May


集塵ホース・セレクターの電動化

 このセレクタは長押に取り付けられていて、ラック&ピニオンのハンドルを廻して切り替えていました。しかし現在肩の故障で、手を上に伸ばして力を入れるとイテテテ。そこで電動化しようと。
 下項のギア・モーターの減速比は1:3.6 6Wのものですが、これを30歯と60歯ギアでトータル1:7.2に減速して試してみましたが、びくともせずに失敗。たかが小さな板一枚スライドさせるのにもっと大きなモーターが必要と言うのはどうも納得?出来ない。
 以前からハンドルが重くなっていると感じていたのでセレクタをバラしてみると、板が反っていて摩擦が大きくなっていました。行き当たりばったりに作ったので材料はベニヤ合板とパイン集成材だったのが裏目?に出たようです。サンダーでそれぞれの凸凹を修正し、ろうを塗ってすべりを良くしたところたところ指一本で動くようになりました。
 で、下画像のようにモーターの回転自体もコントローラで減速し、270rpm/7.2≒37.5rpmでセレクターの軸を回転させ、約2秒でホースの切り替えができるようになりました。コントローラでモーター減速時のトルク低下は定格回転時と比較して2割程度のようです。またプラ・ギアなので騒音は少なく、またソレノイドのような衝撃音もありません。両端のストッパに当って動きが止まるとコントローラが回転停止を検出してモーターが止まるのでリミットスイッチは不要でした。

 

 以前何かの目的で作った押しボタンを取り付けたプラケースを流用して、左右、2段階スピードを切り替えします。
こんなあほなドタバタをしないためにはスライド部をプラスチックで作る事、時間ができたら集塵機のワイヤレスリモコンで動かせるように接続予定です(いつの事やら 笑)。

2005 May


ギア・モーター & コントローラー

 笑い事みたいな事ですが、フライスのハンドルの廻しすぎ?が肩にきました。今整形外科で治療中ですが、今後の事を考えフライスのテーブルも自動送り、その他電動化できるものはまとめてやってしまおうとパーツの調達中です。



 画像はオリエンタルモーターのギアモーター、コントローラーのセット、オークションで1000円でした。ギア比が小さいのでもう一段ギアで減速する必要があり、またブレーキがついていないのですが、モーターの正逆転、90-1500rpm連続可変できますから実験にはお手ごろです。

2005 April


ルーター・レース(44) 追加パーツ(1)

 本格的に加工に入る前にどうしても片付ける必要があるパーツの追加。下左はテンプレートのホルダーです。3〜4個の5φボルト&蝶ナットで固定します。下右はトリマー本体のスイッチが操作しにくい場所なので外部スイッチを追加。

 

 切削するたびにダストまみれになるのはごめんなので、3t透明アクリル板で上半分を囲うようにしました。両サイドはワークの径にあわせて変えるようにしています。画像は50φまでの場合のセッティング、それより大きいものはカバーを逆に取り付けます。
前面は他に検討している点があるので、まだ出来ていません。
 

2005 April


ルーター・レース(43) 送りネジのハーフナットのロックレバーのラッチ

 チーク丸棒を作りました。トリマーの刃先を徐々に下げながら、送りモーターのスイッチの正転/逆転を切り替えて行ったり来たりさせれば、煙草を吸っている間に出来上がります(笑)。このスピンドル製作の際は主軸モーターを100rpm程度で回転させました。今回もヘビィ・デューティ・テスト?という事で角棒をいきなり切削しましたが、角々を切削する際の衝撃で送りネジのハーフナットのロックが外れる事がありました。これはイカンのでレバーのラッチを作ってみました。

 

 ラッチの方法はカム、磁石などいろいろありますが、既に出来上がっているレバーを改造するのは大事になるので、右上図のように鋼球とスプリング方式で。材料は六角レンチセットをリングにまとめるためについているスプリング?、そしてガラガラしだした小型ベアリングを分解して取り出した3.5φほどの鋼球です。

  

 スプリングの長さを調節して、そこそこしっかり、そしてカチッと気持ちよくラッチされるように調整しました。さて次に控えているのは何だろう・・・?!

2005 April


ルーター・レース(42) 完成形?

  本格的に切削を始める前に、ダスト飛散を防ぐため金工旋盤のように周囲をアルミ複合板で覆いました。たまたまこの色だったのですが、多少ヤボ臭さが解消されたかも? モーターにもカバーをつけました。


 そして下のスペースにはビット類とチゼル類の引き出しをつけましたが、完全に手抜きオンパレードになりました(笑)。まだまだテンプレート・ホルダー、刃高ゲージ、フォロー・レスト、刃物台、ろくろ台、各種ワーク・ホルダー、集塵e.t.c・・・宿題がありますが、使いながら追加していこうと思います。

 

2005 April

*ルーター・レース(1)〜(41)は左のボタンをクリックしてください。


18” シックネス・サンダー(サーフェス・サンダー)パーツ・セットを入手





 もともとのセットはサーフェス・サンダー、組立説明あり。
 ドラムには手持ちサンダーと同じようにベルクロ・テープが
 巻かれていて、ペーパー交換が容易。
 モーター・プーリーは国内と軸径が違うのでセットから
 外してもらった(プーリー直径2-1/2インチ Vベルト Aタイプ
 MONOTAROで@380円なり、モーターはオークションで)
 1/4〜1/3HPのモーターと組み合わせて使用。
 これで、薄板の作成の能率が上げられそう???


 2004 July


                         

< 最終更新 2005年5月4日>
5月
○Little Machine Shop、CDCO Machinery Corp. 、MiniMill.com、株式会社 スリーズカンパニー、木夢工房、自然の中で遊ぼうさん、ちんくる工房さん、MONOTARO、 Original Mind、Nick's Equipment Sales、 House of Tools はリンクページに移動しました。
○ルーターレース(31)〜(41)は移動しました(左フレームの”ルーターレース”のボタン)


4月
○木夢工房さん、自然の中で遊ぼうさん、ちんくるさんとリンクしました。
○ルーターレース(21)〜(30)は移動しました(左フレームの”ルーターレース”のボタン)
とくきんさんとリンクはリンクページに移動しました。

2月
とくきんさんとリンクしました。
○旋盤は移動しました(左フレームの”旋盤”のボタン)

○ルーターレース(1)〜(20)は移動しました(左フレームの”ルーターレース”のボタン)
○照明器具 "Six Criptons"、フロアスタンド 「UN-ANDON」は2004作品集に移動しました。

○「あったらいいな」に3点追加しました。

11月
木よう大工さんはリンクページに移動しました。
○集塵一家続続?! 、集塵TIPS は集塵のページに移動しました。(左フレームの”集塵”のボタン)
○フライスは移動しました(左フレームの”フライス”のボタン)


9月
チルチンさんのホームページにリンクしました。

8月
○スライド丸鋸用ジグ、スライド丸鋸でホゾ取り、集塵関係はTOOLに移動しました。
○曲げ木(1)ウッドランタン、ミニ・ランディングネット、曲げ木(2) THE PENTAGON TABLE ・・・?!は2004作品集に移動しました。

7月
ものつくりの会さんFORESTさんのリンクはLINKページに移動しました。
○バンドソーの徹底改造は TOOL-バンドソー(2) に移動しました。