ここでは、木工で使用する工具・ジグの製品、アイテムの紹介をしていきたいと思います。日頃の作業で不便に感じていること、作品クオリティ向上のために?! もっぱら私的関心だけで他意はありません(笑) また使用記でもありません。
椅子作りが中心になってきているのでこれは手に入れたい商品です。ラウンド、コンケーブの刃は研ぎが困難なので、替え刃式というのも助かります。
南京カンナの発展形の商品もあるようなので、比較してみたいと思います。Leevalleytools
Leevalleytoolsでターニングのカテゴリーに載っています。寒い季節はフリース、ネルなどの厚手のものを着ますがこれにダストが付着すると取れにくくて、顰蹙を買っています。
ダストが付着しないこれと同じようなものというと作業着やアウトドア・ウエアのスモックではないかと思いますが、デザインの点やフードがあったりするとダスト・ポケットになってしまうので、なかなか木工用によさそうな商品が見つかりません。
首・手首がしっかりと閉まっていてラフィングで飛び跳ねるチップを寄せ付けなさそうですし、なんと言ってもこれを着るといっぱしのウッド・ターナーになったような気がしませんか(笑)
最近PICを使用した回転計(タコメーター)を製作され、ボール盤、ルータなどの回転数を計測されているのを拝見して、大変興味深く感じました。そんなところにLittle Machine Shopからのニュース・レターに載っていたのが"Tachulator Tachometer & SFM Meter"
http://www.littlemachineshop.com/products/product_view.php?ProductID=2658
・Digital tachometer gor lathes and mills
・Displays RPM and Surface Feet per Minute
・Range to 9999 rpm ,9999 SFM
・Accuracy and Resolution to 1RPM
・Cutter work diameter to 99.99"
機能としては旋盤やフライスの回転計の他、ブレードの径や加工半径をセットすればSFMメーター(Surface Feet per Minute)つまり切削スピードが表示されます。スペックからはプロにも使えるような感じがします。相手が金属の場合は材質、切削量、そしてこのSFMなどで回転数を変えるのは常識のようです。職人さんは長い経験からぱっと設定できるのでしょうが・・・。
ちょっと前に写真で見る工作室さんの回転計を拝見したばかりで、その時に「バンド・ソー」のことが頭をよぎっていたので、早速製作意欲をかきたてられ、「鉄は熱いうちに・・・」というので走り出してしまいました(笑)。
2006 Jan.
集塵装置としての機能そのものより、ダスト量が見えるということに重きを置く傾向があるやに?、が手段と目的を混同する前にこんな方法が。
既にアイデアをもち製作されている方もいるのでは???
画像は最近発売されたJDSのサイクロンです。
http://www.jdstools.com/index.asp?PageAction=Custom&ID=47
要は負圧でダスト・バッグが閉じてしまわないようにすること、そして
ダストを処理する際に面倒な手間がかからないようにすること
この二点に配慮すれば難しいことではありません。
左画像はアイリス・オーヤマのプランタースタンドです
いろいろサイズがあり低価格、どこでも手に入ります。
これを天地逆にして使うとして
多分このままでは負圧でつぶれ気味になるので
園芸用のアルミワイヤなどで上のようなリブを追加してやれば
十分使えるのでは?
ただしあまり多くすると捨てる際にダスト・バッグから
引き出すのが重くなってしまうのでは・・・
あとダスト・バッグはちょっとした突起にもひっかかって
破れてしまうので、ビニール・テープなどを巻いて
保護するようにします。
どなたか実験してみませんか?
世の流れか?そんなことを感じさせる製品。ブラスト・ゲートのモジュール、検出モジュールとコントローラーのモジュールを電話のモジュラー・ケーブルで接続するだけ。シャッターはクローズ部分だけのようです。木工機の動作検出は電源ケーブルの途中に検出モジュールを挟み込むだけ。120V用と240V用が用意されています。今年は一気に自動化に突き進むか!?
詳しくは http://images.rockler.com/tech/29217.pdf
最近のアクセス解析を見るとcomも多く、またgovやmilがあったりするのは何故?(笑)
これを見たときは正直たまげました!
一流メーカーの2-1/2HPのルーターが$99.99。
今ならおまけにパーム・サンダーもついてくる・・・
今後の動きが大いに楽しみです(笑)
画像からその大きさが容易に想像できるというもの!
http://www.woodmizer.com/en/sawmills/options/lathemizer.aspx
でとくとご覧あれ(笑)
単純なコの字型Tスロットでは金具を木ネジで固定するので、クランプする位置によっては浮き上がってしまうことがあります。このタイプははかま?付でその心配が少なそうです。ガイド・ペアリング付の専用ビットでテーブル、フェンスなどの加工も楽に出来そうです。
木工機械の運転を検知するセンサー、電動ゲート
そしてコントローラーのセット。画像の4組セットで
実売は$450程度。
機械を揃えるだけでも費用がかるので、ここまでは
なかなか設置できないかも・・・
最大8つのゲートをコントロール出来ます。
モーター軸でシャッターを回転させるのではなく、
扇形のシャッターの円周にギアを切って、下側を
中心にして回転させている?モーターの減速と
回転トルクを同時に満足させる巧妙なパテント?
あちらでは部屋や台所の換気扇などにもこうした
電動ゲートが使われているようです。
サイズは二種類。普通のバー・クランプなどでは大きすぎたり、作業の邪魔になったりする際に便利に使えそうです。
お待たせしました。ドリル・プレス用のレーザー・マーカーです。
価格は$40。http://www.woodcraft.com
Wood21さんがすでに入手されていますが、小手先の改良ではなく、イノヴェーティブな発想から生まれた製品?
アルミ鋳物のしっかりした、おおまか調整が簡単な構造。傾斜(テーパー)を利用した確実な締め付け/固定方法は金工の世界では位置決めピンをはじめよく使われています。単独で一個所ずつ組み立てが出来る点、余分な突起などが無く立てておいても安定性がいいなど、いろいろ勉強させられます。
とこかで見た覚えがあると思っていたのですが、新製品としてやっと発売になりました。
ラケットのような形状のパドルの回転がダストで停止するのを検出するタイプです。$80、自分で作るのが面倒な方はこちらをどうぞ(笑)
右はブロアの吹き出し口に装着するマフラ、国内品でも3HPなど大型の集塵機には取り付けられ、騒音対策に劇的効果があることは実験でも確認ずみです。残念ながら口径は5’、6’しかなく、集塵に対する力の入れようの違いを感じます。
世の中、確実にこの方向に向かっているような気がします。
http://www.rockler.com/ecom7/findprod.cfm?sku=11418 より
自動カンナで仕上がりを精度良く直読できるタイプは
まだ無いようですのでこれは便利かも知れません。
表示が大きくて見易そうですし、デジタル・リードアウトだけ入手して
苦労して取り付け金具などを自作することを考えれば$60という
価格は決して高くないと思います。
実際に切削してみると分かりますが、設定を変えずに材料を
入れると何回も切削音がします(笑)。0.01mmという精度は
オーバー・スペックとは思いますが・・・
ブレード・ガードの形状が違いますが、価格的には
一番安いかも!?
どっちにせよ、1種類だけでは全ての切断は
こなせないみたいですから・・・
http://www.ptreeusa.com/dustTablesaw.htmより
PSI(Pennstate Industries)の製品と判明。
これを見つけ、国内にもがんばっている
メーカーさんがいることが分かり嬉しくなりました。
http://www5d.biglobe.ne.jp/~nky/index.htmlより
その他、実用的で楽しい?!製品がいっぱい
あります。
これ、大ヒットと思いません!?
同じくhttp://www.leevalleytools.com/より
奇しくもこちらも"Shark" !? ドリル・プレス、角のみ、E.t.c.用に入手希望!(笑)
やっぱり鉛筆削り形が出ました。全部で5サイズ、単品ではそれぞれ$16.5 替え刃は$4.15 。セットで買うとお得なようです。
http://www.leevalleytools.com/より
http://www.tablelegs.com/windsor_chair.htm より
24'' x 4'のサンディング・ベルトを使用。 http://www.harborfreight.com/cpi/ctaf/Displayitem.taf?itemnumber=91254より
普通のルータービットは2フルートですが、これらは3フルートにして
・刃1枚辺りの負荷を軽く
・回転スピードを落して焦げ付きを防ぐ
・切削がきれいに出来る
・刃先の寿命が50%長くなる
と書かれています。
http://www.mlcswoodworking.com/shopsite_sc/store/sp050701.htmより
Manufactured by the Stanley Rule & Level Co. from 1911 to 1969, the
No. 77 dowel and rod turning machine represented the most important improvement
in dowel making since Medieval times. It not only made rods of any length,
but also of whatever wood the craftsman needed. The cutter heads themselves
are similar to the Scottish wooden rounder, which dates back to the 18th
century.
・・・だそうです。たまらなくいいですね(笑)
製品発表は昨年8月、やっとWoodCraftなどから発売されるようになりました。バンドソーのテンションはいまだに感性の世界で、遊びがどれぐらい・・・といった感じで調整されていますが、最近のデジタル化の波はこんなところまで来ているようです。
DELTA,JET等14インチのバンドソー用で、山勘でやっていたものがばっちり最適な状態にセットできます。ブレード・メーカーから推奨テンションが発表されるようにならなければ、宝の持ち腐れですが・・・
実売は$200ほど。アナログ・ダイアルのものは以前から発売されていました。
いよいよ木工にもデジタル化の波が!?
Woodworkingの商品カテゴリに登場です。
ルーター、テーブル鋸、ドリルプレスのセッティングに
最適とのうたい文句で、デジタルインジケーターの
価格は$36〜60。それにしても安い!?
LeeValleyToolsより
上のインジケーター・スタンドもそうですが
金工用のツールの中には木工に使えそうなものが
結構あります。
金工ではこのスタンドのほか、マグネットVブロックも
使用していますが、重切削で無ければマグネットの
保持力だけで十分ホールド出来ます。
これから色々な応用が考えられますね。
LeeValleyToolsより
ルータービットだけではなく、ハンマーや手鋸など道具を並べて置く際、等間隔ではスペースの無駄、かといって今の手持ちに合わせるとのちのち工具が変わったときに納まりが付かなくなる・・・でこんなシステムがいいですね。どこと無くカーテンレールに似てますねぇ(笑)
LeeValleyToolsより
こういうものまで商品化してしまう!発想とマーケットの奥深さに敬意を表します。
http://www.woodhaven.com/より
スパイラルのピッチはギア交換で、後ろに見えているのが多分テンプレート。価格は$359。製品の中では一番私の感性に合っています?
http://www.legacywoodworking.com/productList.cfm?type=1
Woodworking machine specification:
駆動はチェーンでやっているようです。URLは
http://barley-twist-machines.co.uk/specifications_woodturning_machine.html
車好きが嵩じて家の中のガレージにリフトを設置した、なんてのをTVで見たことがありますが、これもすごい!
www.rockler.comより
ガレージの天井の高さが十分あれば、実現できそうです。カーリフトの中古を探すか、溶接で鉄骨フレームを作ってもらえれば、中国製の電動リフトは入手しやすいですし・・・。しかし地震国ニッポンではちょっと怖いかも(笑)
それぞれ$129、$49で国内でアナログ測定器を購入するのと大差ない? この他30cmのデジタル・ハイトゲージが$100。個人輸入しないといつまでたっても「高嶺の花」?????
www.wttool.comより
作業してみると、切削角度をつけたい事がままあります。正確さを要求される時はロータリー・テーブルですが、材料の固定が結構面倒!?気軽に使用できるのはこのタイプ。
ジョーのサイズにもよりますが、左の2つは2-1/2インチ$20〜30から、右はぐっと精密になって3インチ$200〜。
www.wttool.comより、他にも各所で見つかります。
高速グラインダーでは研磨の熱で刃先がなまってしまうので、
始終水につけて冷却しなければなりません。
このタイプは毎分400〜500回転で水を絶やさないようにして
研磨するので安心して作業できます。それとカーブした刃先も
・・・
TORMEKが有名ですが、砥石はキングが使われているようです。
http://www.pure.ne.jp/~yoshimfg/tategatasuikennki-205.html
金工フライスにデジタルスケールを装着しましたが、木工機械に使用している人もいるようです。
左はbiesemeyerのテーブルソーフェンス、右はDeltaの自動カンナ、木工機械で0.01mm単位の加工?については不確定要素が大きい気がしますが、移動部分のバックラッシュの誤差、測定やセッティングのわずらわしさから開放されるのはいいですね!
SHAN Digital Scaleより
以前このタイプを作ろうとスライドシャフト/ベアリングを用意したのですが、以前は屋外に出したりしまったり、ジプシー木工の不安定な作業条件でしたのでストップしたままになっています。
http://www.grizzly.com
BT-3Kをお持ちの方は不要ですが、そうでない人はこの手のジグを使用したほうが正確で安全と思われます。
手持ちでは不安定で、ネジ切りが曲がって
しまうことがあります。
但し、6ミリ程度まででそれ以上では
きつそうです。
価格は$44.95
http://www.micromark/com
これも以前丸鋸のレーザーガイドをとりはずして
ボール盤に取り付ける実験をしましたが、やっと
製品化されたようです。木工では実用性は
あると思われます
価格は$55.95、丸鋸に取り付けるラインマーカー
タイプも当初$100と高価でしたが、今では$20ぐらいで
入手出来ます。
これも手頃になるのは時間の問題?
http://www.micromark/com
金工用は見たことが無かったのですが、やっぱり?発売されました。材料に傷がつくのと、キーキーいい易いのでいいのかもしれません。よーく見るとあり物にベアリングを取り付けただけのようにも見えてしまうのですが・・・
Little Machine Shop
VeritasはLee Valley Toolsの研究、開発、製造部門でブランド名にもなっているようですが、カッチリしたジグがお得意なようです。いきなり希望する径にしてしまうのではなく、荒削り、仕上げ削りの2段階で加工するようになっていて、径ごとに専用コレット?が用意されていますので価格はそれなり?
の$265
鯛工房さんでも丸棒削り専用のシェーパーを紹介されていますし、KWCさんも自作されているようです。これって鉛筆削りに酷似してませんか? 替刃式かんなの刃?????
最近古ヤスリで切削刃まがいを作ったためか、やたらと気になります。飾り縁までいかなくても作品にちょっとした変化をつけることができそうです。6パターンのブレードとセットで$44.50
そうそう、刃物をいじるにはこれが必要になってきます。Fine Woodworker誌のテスト・レポートでも評価が良かったようです。刃先角度ゲージもついて$39.95 オプションで刃先のホルダーがあり、スロットで平行に研げる・・・
http://www.trendmachinery.co.uk/homepage/より
製作の火付け役? 詳細は同社のHPにマニュアルがあります。またルーターの基礎知識、加工作業、メンテナンスなどのインストラクションがあり、大変参考になります。
これ、一番小さいものでテーブルのサイズは5”×7”(約12.5×18cm)、とにかく堅ろうな上にTスロットもついてな・なんと$48。10”×15”で$139。 すっかり作る気が消えうせてしまいました・・・(爆笑)
金工用ですが補助テーブルをつければ勿論木工でも大活躍!?
エッジが鋭利になっているので直角出しの隙間が大変分かりやすい。金工用なので精度は10インチあたり0.008インチ。5×3”のもので$15。
普通のマイタースロットは簡単なスライド機構を使用しているので、すべり、精度、剛性などが・・・。これは1つの解決策?
ルーターの刃高をデジタル表示するものが出てきたり、木工もいよいよハイテクの恩恵が及んできているようです。
http://www.nabeya.co.jp/より
これはずーっと懸案事項のまま。この機構があればセンターラインマーカー、オートセンタリングジグなど自由自在なのに・・・。
待てよ、たしかHandscrewクランプは右ネジ、左ネジになっていたような・・・
真剣に欲しいーーーーーーーーーつ。このクラスであれば
サイクロン集塵機を十分に動かせる!
価格は?、両目玉が数メートル飛び出します(笑)
カラーは違うものの、これは現在使用している・ミニフライスと全く同じパーツですが、LittleMachineShopではこんなアセンブリーも入手できます。これを使えばいろいろな木工機械が作れてしまうぅ・・・・
http://www.bealltool.com/lathewiz.htmより
ルーター・レースのアイデアを考えていた際、市販の木工旋盤の改造も視野にあったのですが、こんなものもあったんですね。
ドレメルなどのルーター?程度の小型機での構造のようです。しかしメカはアマチュア的な部分があったりして面白い?
見果てぬ夢ですから際限がありません(笑) 高速カッターも40φをこえる辺りから苦しくなってきます。このモデルは丸棒4-1/2”、
角棒4”×6”までの切断能力があり$200。でも重量が110ポンドじゃ・・・。
http://www.jointech.com/index.htmlより
他社にもあったと思いますが、ルーター・リフトの移動量をデジタル表示するもの。昇降機構はバックラッシュがあるのでこちらの方がずっと正確ですが、0.01インチ≒0.25mm、この精度が必要かどうかは私には分かりません。これぐらいは切削中の手加減で簡単に狂ってしまうのでは・・・ 既存のルーター・リフトでもデジタル・スケールやデジタル?ノギスを取り付ければ・・・
デジタル表示のテーブルソーやフェンスなど続続と出てきそうですね!
http://www.pennstateind.com/より
丸鋸を使用した切断はいまだにおっかなびっくり、ぐっと心を引き締めて取り掛かりますが、力みすぎてしまったり、姿勢のクズレなどでなかなか難しいものです。それが証拠にベースに摺り傷が・・・ 。プロがガイド無しでもまっすぐ楽々と切断しているのを見たことがありますが、未熟者としてはこんなものがあればと思う事があります。
しっかりしたフェンスを5個のベアリングでサポートされた取り付けベースがスライドする、こうしたジグが自信を深め?、ますます製作に弾みをつけるのでは!