ホーム・クリーナーの特性測定2(続続続続続・集塵機の測定)

 引き続き、家にあった小型ホームクリーナーの測定です。機種は東芝 VC-Z11(L) 吸込仕事率は160W(真空度8730Pa、風量1.1m3/minの時)となっています。消費電力はラベルがこすれて文字が見えないので不明、ダストバッグは新品です。

 

 本体の吸込み口は32φ、ホースは接続せず、これに合う先端テーパー付の35φパイプ、長さ0.4mを接続して測定し、風速から逆算したパイプの圧力損失を測定静圧に加算しています。パイプをふさいだ際(風量ゼロ)の静圧は少し負圧計のフルスケールをオーバーしたのですが、およその値を推定しました。



グラフの曲線の暴れは測定誤差です。実用的にはこのクリーナーは風量1m3/min程度で、サイクロンに接続しても用途が限られそうです。ターボファンの最大風量はブロアの羽根の直径で殆ど決まってしまうようです。

2004 April


ホーム・クリーナーの特性測定(続続続続・集塵機の測定)

 測定装置のケース組み込みが終わったので、比較を兼ねて手持ちのホームクリーナーの特性を測定しました。
まず既に測定済みのサイクロン集塵機で、新たに製作した新ピトー管を以前製作したものと比較しましたが、指示に殆ど違いはありませんでしたので、そこそこ使えるようです。
 ホームクリーナーは初代集塵機を作成した際に入手したもので、集塵バッグ式のありふれたものです。



 ピトー管と静圧測定プルーブを差し込む穴ですが、ホースの操作部は上の画像のように”く”の字型に曲がっていて気流が乱れているし、かといってホースに開ける訳にもいかないので、延長パイプに4.5φを2つ開けました。負圧計を見ながらパイプに指を突っ込んで(笑)調整しましたが、気流の乱れがあるようなので40cmの延長パイプ計2本接続しての測定です。まじめにやるのなら、きちんとした開口の絞りが必要ですし、細いパイプでは誤差が大きくなるようです。 表の推定静圧は風速から逆算した延長パイプの圧力損失を測定した静圧に加算してあります。

 



 吸込仕事率は静圧(真空度)10000Paの時370W程度です。負圧計が10KPaMaxなので、静圧の大きいホームクリーナーの測定はひやひやもの(笑)、壊れなかっただけラッキー? これ以上は全くの推定ですが、最大静圧は30KPaあたり、その際の風量は1m3/min程度で520Wでしょうか?
 上の表の35φ1.6mのホースの推定圧力損失を見てください。とてもバカに出来るような生易しい損失ではないですね。
細いホースは出来る限り短く!です

このクリーナーのブロアをサイクロンのアウトレットに直付けし、ホースをそのまま使用するとすれば、
圧力損失減分 ・・・ ダストバッグ、ダストバッグの空室(チェンバー)、排気部分の圧力損失
圧力損失増分 ・・・ サイクロン
で、サイクロンをうまく作れば2.5m3程度の風量は確保できそうな感じがしました。同じ程度の能力のホームクリーナーは似たような特性? というのも、家にある大小3台のクリーナーを分解してみると、ブロアを含めてほんとそっくりな構造でした。

2004 April

戻る