近所の10歳になるゴールデン・レトリバーのためのものです。もともと犬は階段が苦手ですが、体重が40キロと肥満気味でもあり、玄関の上り框（段差約26ｃｍ）、アプローチの石段（段差約18cm×2段）、車の乗り降り（段差約30ｃｍ）が大変になってきたということです。
老犬にとっては共通の悩みであるはずですが、これまで読んだ300冊ほどの犬関連の蔵書、ホームページなどには具体的な例は見当たらないので試行錯誤するしかありません。一番の理想はゆるくて長いスロープですが現状のスペース的には不可能で、なるべく段差を小さくしてみたらどうだろうと考えました。
玄関の框では、前足を乗せ、後ろ片足をかけたところで残るもう片足で体が持ち上がらず、結局は両後足でジャンプしています。KEN_BOHさんのワンコにも、この最後の「ひと蹴り」が重要だという事を検証していただきました（ご協力有難うございました）。近所の公園の段差が小さく、踏み代が大きい階段（前足、後足共に同じ段に載る、60センチ以上）であれば大丈夫です。そこで玄関用として框の半分の13センチの踏台を作りました。
犬は「踏台を使った方が楽だわい」という選択はしませんので（笑）、飼主が誘導してやるようにしないと相変わらずジャンプしてしまいます。本当は間口いっぱい、その60センチ以上の踏み代があると完璧ですが・・・ 現実は75×35cmで、縦に使う事もできるので様子見です。
またありあわせの材料でアプローチ・車共用の2段の階段の試作品も作りました（これまでの1・2段が3段になる）。車の場合は家の壁と車のボディで両脇を挟まれ、他のルートが無いので自然に上りますが、間口が大きいアプローチでは見慣れない物体を敬遠していると見受けられる節もあります。また体長があるので十分なスペースが無いと曲がり階段も駄目で、何かいい方法はないかと検討中です。
2004 JanまずはPuppy Stairsから
階段ではなく、ブロックを積み重ねてスロープにしています。段数、サイズ、仕上げの
異なる様々な商品があり、パテントも取得しているようです
http://www.puppystairs.com/
次は Little Shop of Ｔｅｒｒｏｒｓより Pet Ramp, Stairs, and Pet Steps です
単純なものから、二つ折りになるもの、長さもさまざまなものがあります。二段のステップもありましたが、Bears用と書かれていました。え！？ 熊用ですか？？？
続いてはクルーザーのキャビン用のスロープ。岸壁とボートに渡しても使っているようです。 http://www.sailcharbonneau.com/DogStairs.htm より
みんなパンチを貼って滑らないようにしています。
これらは特に老犬用というよりは、小型犬のため？、家の中で犬と暮らす歴史が長い分、商品も充実しているようです。また、やはり階段より、スロープの方がいいように感じます。
2004 Jan.