そろそろと製作モードになってきました。外周はバンドソーで、中ぐりはフライスとロータリー・テーブルとミルで加工しました。
これからどうなっていくのでしょう?
 
続く・・・ 2004 Nov.
 といっても穴あけしただけですが、未体験ゾーンでしたので恐る恐る。25.4ミリ以上の穴を開けたいのですが、ダイヤモンド・コア・ドリルは5ミリの倍数刻み。製造元の新潟精機に電話して確認したら「ビットはわずかに小さめに作られている」ということでした。木や金属と違って0.数ミリ径を広げるだけでもキーキー大騒ぎ(笑)になりそうですから、30ミリのものを使用しました。
 材料はガラス器で有名?なイタリアのBormioli Rocco社のCORTINA SATINというフロスト・ガラスのタンブラーです。ヤフオクですが、こんな価格で販売して大丈夫?ッて感じでリーズナブル? 底の厚みは約15ミリです。
 
 ここでもフライスは大活躍、切削油は金工のものをそのまま使用(水のほうがよかったかも)、ガラス粉と捏ねられて段々ペースト状になってくるので時々追加しながら加工しました。1つ開けるのに3〜4分程度で、別段構えるまでも無かった。
 下左画像の上側一番右のものは矢じり型のビットで4ミリの穴を開けようとしたのですが、貫通時にクラックが入り、また先端の矢じり部分が軸から取れてしまいました。この加工は現在別メーカーで小径のコアドリルを見つけてオーダーしています。
 
 失敗を恐れて6個入りを二ケース購入しましたが、何とか使えそうなので一ケースは本来のタンブラーとして使う事が出来ます(笑)
さらに続く・・・ 2004 Nov.

もうバレバレでした・・・。クリプトン電球は40Wのもの、懐かしき♪Sixteen Candles♪にあやかって? こういうネーミングになりました>なんのこっちゃ(笑)。曲げ木の一部はまだ型枠の上です。白い電線は耐熱ガラス皮膜、そして金工はというと、どうも後付になりそうです・・・
2004 Nov.
 一晩水に浸けて・・・、2〜3日乾燥させて・・・というような作業で牛歩の進行です(笑)
アーム部分に電線を落とし込むための溝切り、古ヤスリを曲げて刃先をつけたものを毛引きに取り付けて加工しました。
 
 
電球ホルダーは木ネジで仮留め中。上右はベンディンク・アイロンで曲げたカバー。

ロータリーテーブルの中心軸を傾けて・・・ 最初、素材は真鍮のはずが・・・・(笑)
2004 Nov.
 下画像は3ミリ径のダイヤモンドドリルですが、左は棒状、右はコアドリル。穴の開け始めはふらふらしにくい左がいいが、ガイド穴が開いてからはコアドリルの方がずっと切れがいい。ただし中心穴が小さいのですぐ詰まり、とたんに切れなくなる。
 小径穴は以外に難しい。クラックが入りやすく成功率は6/8(笑)
 
いよいよ形が見えてきました。

2004 Nov.
| クリプトン電球 東芝 KR100/110V 36WS35A  | 
      1960円 | http://www.akarisenka.com/lds.htm 計10個、予備球4個含む。丈の短いS球。秋葉原に在庫が無かった  | 
    
| 電球ソケット(口金) E17 モーガル  | 
      180円×6 | http://www.aisan.co.jp/ 陶器製、プラスチック製は使用不可。  | 
    
| ガラス被覆電線 0.75□  | 
      700円 | http://www.oyaide.com/ 一束10m。電熱器具に使用される。普通のビニール線は危険・・・  | 
    
| フロストガラス タンブラー  | 
      2520円 | http://openuser5.auctions.yahoo.co.jp/jp/user/beyondkitchen? 73φ h88mm 250cc 6個セット。2個割れた・・・  | 
    
| 木材 ブナ  メープル  | 
      忘れた | ヤフオク | 
| ダイアモンドコアドリル30φ 〃 3φ  | 
        3650円 1900円×2  | 
      http://www.niigataseiki.co.jp/goods/diy/main/501204.html 購入は東急ハンズ http://www.ikomadia.co.jp/ 直販  | 
    
| 合計 | 12810円 | 
国内一流メーカー製のシーリングと大体同じぐらい? それにして工具代が半分以上。又使えるからいいか!?(笑)
 クリプトン電球は普通のものより高温になるのでウレタン系塗料は避けました。また電球にタンブラーをかぶせて3時間ほど点灯し問題がない事も確認しました。ここまで来ると一気呵成です。
 
 塗装はWATCOのナチュラル。大正レトロ風か?!  

乾いたらタンブラーの電球カバーをネジ留めして、天井に取り付けるだけになりました。 2004 Nov.
やっと出来上がりました。
 
 調光で明かりを下げ、目を閉じてHelen Merrill with Clifford Brown の「You'd be so nice to come home to」 のハスキーヴォイスに耳を傾ければ、つつまれるように夜がしみてきます・・・・
 これも約2800°Kの光線の恩恵でしょうか(笑)
(追記)
 この照明器具を取り付けたのは約12畳の部屋ですが、本などを読むのにはやや明るさが不足する感じで、フロアースタンドがあった方がいいようです。同じシリーズのクリプトン電球で比較すると、電球1個あたりの全光束は40W(今回使用)では480ルーメン、60Wですと760ルーメンとなっています。6灯で8畳以上の部屋で蛍光灯シーリングと同じ程度の明るさが必要な場合は60W×6以上が必要なようです。もしかしたら年齢的なものもあるかもしれません(笑)
2004 Nov.