もともとのドアの枠には手をつけずにそのまま残し(引き戸の内側で見えない)、
画像のように引き戸のレールは床面に、鴨居は壁に取り付けたので丸見えです。
引き戸を目いっぱい開けたときの衝撃を吸収するため、鴨居の溝の終端には
角ゴムブロックを取り付けています。
引き戸が廊下側に出っ張りますが、わずかなので邪魔には感じません。
それより以前のようにドアを開けたときの邪魔者がなく中が広々としました。
引き戸を開けると照明のスイッチが隠れてしまいますが、おかげで閉め忘れが
無くなりました・・・
最初にまったくおごりの気持ちなどはないことを明言した上で紹介します。
この引き戸を作っているときに、通りがかった学校帰りの小学生の男の子との会話、
実際にあった話です。
小学生 立ち止まって作業を見ている。何か言いたそうにしている。
私 「こんにちは」
小学生 「何作っているの?」
私 「ドアだよ」
小学生 「ふーん・・・」
「おじさんは工事屋さん?」
私 「違うよ、この家の人だよ」
小学生 しばらく考えている様子
「どおしてそんなにうまく出来るの? 家のパパは下手なのに・・・」
私 一瞬フォローに困った
「道具を使えばやさしいし、パパも練習すればうまくなるよ」
小学生 「ん、さよなら」
そして小学生は家に帰っていきました。
木工はご近所の大人とのコミュニケーションにもなっています。
2002年6月