シャープニング (1) (2) (3)


 先週の土曜日、テックさん、夢工房の佐野さん、サンケン工房の三好さん、ももとせ工房の伊藤さんが来訪、雪の悪天候の中長野から静岡と強行軍でいつもバイタリティに驚かされる。ここのところジグ製作などやや停滞気味だったがいろいろお話をお聞きしていて、少しずつ虫が動き出した。
ももとせ工房さんの、丸のこのブレードチップをパーティング・ツールとして再利用する事は久しぶりに活を入れられた気がした(テックさんのHPにレポートあり)。


両頭グラインダー

 単相グラインダーを低速化して使用していたが軸が12.7mmで幅がある砥石が取り付けられず使いにくかった。またノミやカンナにはJETのSLOWSPEED WET SHARPNERを使用しているが、P&N Professional Turning ToolsのM2のガウジやスキューは硬くてこれでは時間がかかりすぎる。そんなわけで205mmの中古グラインダーを探した。

 

 画像の日立工機のGT21だがツールレストが無く、スイッチも壊れていたが格安で手に入った。インバーターで低速化するのでここのスイッチは不要、端子をジャーパーした。付属していた白い砥石はクレのWA80でまだ使えそう。ベアリングの異音、振動も無くOK。


シャープニング・ジグ(1)

 JETのSLOWSPEED WET SHARPNERと共用すればあれこれ考えずに済むが、ボール/スピンドルガウジは専用のものがセットしやすいのでメーカー品にしたがその他のものは自作する。JETのガウジ・ジグは(ちょっと考えると)$25ぐらいで済むが、テクニックが要求されるようなので敬遠した。

 検索してみると今はTORMEKのジグが送料がかかる個人輸入より安いくらいで国内で入手できる。TORMEKのSVD-185とTTS-100をテクノトゥールズ関西から購入した。
 JETのツールレストはφ12mmで共通に使用できる。


シャープニング・ジグ(2)



 グラインダー、インバーター、ジグなどをベースに取り付けた。左の砥石はクレのWA46/205mm、右はもともとついていたもので同じくクレのWA80/150mm。
  

 インバーターは手持ちの2.2KW/単相200V入力。中央は木製のツールレストのサポート(テックさんのアイデア?)。右の砥石径が150mmなので左の200mmより少し低く取り付けている。右画像は左側の水平サポート金具とサポートアームでJWSS10より取り外している。
 たまたまJETバンドソーの保守パーツを取り寄せることにしたので、右画像のJWSS10のパーツも検索してみた。
708015-135 Horizontal Support       @$6.50
708015-130 Horizontal Sopport Knob   @$2.25 × 2
708039-101 Support Arm          @$11.50
708039-102 Adjusting Nut         @$1.50
 で、かなり安く手に入る(他のメーカー品のアクセサリーは$59.99)。またサポートアームは、アクセサリーとして購入するより個別にパーツを揃えたほうが安く上がる。試しにJETのガウジジグで比較すると半額近いようだった。他にもジグ作成に流用可能なパーツも数点追加してオーダーした。金工がらみはジュラルミンの厚板などは入手しにくく、結構高い。もちろん作るのも楽しみのうちだが、こうしたものをうまく利用するのもいい方法。
 一部在庫が無くメーカーにバックオーダーするものがあって一月半ぐらいかかってしまうようだ。


やっとパーツが到着


3月末にオーダーしたが、メーカーのバックオーダーで散々待たされ3ケ月ほどかかってやっと到着した。
 

 ホーニングの皮ホイールとサポート・アーム。
 
左はサポート・アームの水平サポート。右はシザージグのレストだが、自作したジグに使う。ダイキャスト製。

 ホームページへ