ベルトサンダー(グラインダー) 日立 BG100 (1) (2) (3) (4)




 使っていたのはBELLMEX。ここは金工のフライスや旋盤などが主商品だが、これは似たような商品の中では安い。金工用と思うがサンデングベルトもめちゃ安い。

 外観は100×910ミリの他のものとそっくりで、多分付属品の違い程度では? 小さな材料ならとりあえず使えるが、イスの足などバンドソーで曲線を切った後仕上げる場合、30ミリ厚のナラなどでは止まってしまう。
 ディスクのほうも定盤がお粗末で、よほど改良しないと使えそうに無く、何とかしなくてはと思っていた。


   
 左はプロの工房で見たのと同じ構造の長谷川鉄工のユニバーサルサンダー、縦でも横でも使え本体に集塵ブロアがついていた。中央はJETのオシレーティング・ベルトサンダー。価格的には1000ドルを切る。あと画像が見つからないがTOPMANという企業で学校の技術教室用にもう少しコンパクトなものがあったが、定盤が鉄板で加工範囲が約40cm、価格も十数万。余談になるが中学校の技術教室の木工機械を見ると涎が出そうな立派なものが揃っているところがあり、もう一度中学生に逆戻りしたくなったり・・・(笑)。

 使用頻度を考えると現在はそこまで必要を感じないので、もう少し現実的な選択をした。中古機械の販売店へ行くと大型のフライス盤や旋盤が手招きしていたが目を合わせないようにして・・・

 ヨドガワ等6点あり、100×1520ミリの物もあったがモーターが三相2.2KW、重すぎて手に余る。でこれ日立工機のBG-100になった。2004年製でローラーのゴムのひびや割れも無く、実際に動作させて確認。社長が言うには日立工機が保守部品が手に入りやすく、人気があるという事だった。
 話をしている最中にも韓国をはじめ国内外からひっきりなしに電話がかかってきて「不景気?」という感じ。


 帰途、テックさんが行ったばかりのオフ・コーポレーションに立ち寄った。作業台には発送準備が出来た段ボール箱が積み上げられていた。
 
でペーパーコード他を購入。展示コーナーがあり、ちょっと気になったのはJETのボール盤。クロス型のレーザーマーカーがついている。デジタル回転計がついていて、変速がレバーで出来るのも便利そうだった。多分JETのレースのように、車のCVTに似たメカニズムではないかと思う。ベルトカバーはプラで騒音がある。
 
 惹かれるところがあったが中古屋でキラ、遠州工業、アシナなどのボール盤を見ていじった後だったので・・・ こちらの中には定盤に全くキズが無いものがあったので出所を聞くと工業高校からということだった。ふつう小型ボール盤のストロークは100ミリも取れないので、フライスや角のみのようなアリ溝とラック/ピニオンのコラムを使えば数百ミリが可能ではと思うが・・・


(2) ベルトサンダーのコンソール


 もともとはモーターのベースを台に固定して水平で使うようになっているが、コンソールを作って垂直にした。
 
 

 厚めのタモ板で枠を作ったが重量が35Kgあり、ベルトが後ろ側に少し傾斜したので前後の枠を連結する貫を入れた。電源スイッチはベースから取り外しコンソールの前面に取り付けたが、ベルトのトラッキング調整のノブ(上左画像の黒いつまみ)は中に隠れてしまう。フレキシブルジョイント等で前面パネルに取り出すことも考えたが、始終調整するものでも無いので、スイッチの左側に手を入れる穴を開けて済ませてしまった。

 全体の様子。上面の定盤は人工大理石が入手できるまで市販化粧パネル間に合わせている。下側もパネルでふさぎ、粉塵の飛散を防いでいる。

 全体では60Kg程になったが安定していて変な振動は無く、ベルメックスと比較して大変使い勝手がよい。もちろん騒音も小さい。


 実際の研磨時の様子。パワーは十分、集塵は画像の手持ちのフードで粉塵の振る舞いを観察している。以前のものと比較してずっと飛散は少ないが、ダクトもφ150のままもっと大きなフードに変更したほうがいい感じがする。右のアイドラー・プーリー側は間歇的に飛び跳ねる?ような感じで(ベルトの継ぎ目?)ちょっと使えないようだった。

 左側のベルトのドライブのプーリーは中央の逆ねじで簡単に取り外せる。モーターの軸アダプターを作ればここに径の小さいサンディング・ドラムを取り付けてスピンドル・サンダーとしても使えそう。


 塵フード

 これからもベルトサンダーを使う作業が続くのでオフコーポレーションで販売しているメガダストフードを購入しようとしたが、品切れで入荷は10月という。集塵なしではとても室内で作業できないので、間に合わせのフードを作成した。
 多くの粉塵はベルトに沿って飛散し、この場合テーブル面近くが濃いのでフードはテーブルに密着させる。また風下側はフードとベルトが接触しないぎりぎりまで近づけたほうがいい。途中に自動かんなのようなチップディフレクターをつけるともっといい。
   
 左画像は直線および外カーブの加工の場合、中央は内カーブの場合でそれぞれフードの位置を変える必要がある。また集塵ホースに引っ張られるのでしっかり固定しないと不安定。そこで右画像のようにフードに貫通ボルトを通し、テーブル面に埋め込んだねじ込み式の鬼目ナット(赤丸)で固定するようにした。この方法でドラムとフードの間隔、角度、位置が変えられる。
 フード上部の切り欠きはルーターテーブルと同様、集塵の風量とダストの捕捉率との兼ね合いをとる為、ここにあおり板を取り付けて調整する。

 
 とりあえずはφ100ホースで、歯車タイプの自動ブラストゲートをつけ、右画像の一口コンセントの電動工具と連動するようにした。赤いランプのボックスがコントローラー。


手動オシレーティング・ベルトサンダー?

 JETのベルトサンダーがオシレーティングになっていることに??を感じていたものの深くは考えていなかった。実物を見ているわけではないので間違っているかもしれないが、特にクランクなどモーター(ドライブ側ドラム)や定盤などベルトを上下させる機構は見当たらないように見える。
 もしかしたらトラッキング調整機構を動かすことでベルトだけを上下させているのでは? 下の画像のようにトラッキング調整つまみを廻すとこの程度ならベルトの片たるみも無く上下できる。
 

 つまみを廻してから落ち着くまで少し時間がかかること、つまみの回転角はわずかでバックラッシュがあるのでメカ的には工夫が必要かも?
それから、ベルトを使い込んだ場合、下側1/3ぐらいを切り捨てて残り部分だけで使えないだろうか?

 集塵フードは下画像のようになった。ベルトサンダーの定盤の倍以上の長さの材料を加工するためフードの縁が材料に当たらないよう数ミリ引っ込めている。また自動かんなのチップディフレクターのように、タストがドラム(ベルト)に沿って後側に廻りこみにくいようディフレクターをつけた。
 

 JET OES-80CS のツールインプレッションを探してみたところ、オシレーティング機能についての説明があった。

 A like sized aluminum idler drum on the other end actually creates the oscillating action of the belt and handles tracking adjustments. The oscillating action means that the belt has a 1/2" stroke which oscillates 108 times per minute. This means you work with a larger area of the belt than with straight-line belt sanders. That distribution helps prevent loading of the abrasive belt or overheating one portion of it. In addition to greater sanding efficiency the oscillating action extends the life of the sanding belts substantially

 やっぱり、アイドラー・ローラーの鉛直面の角度をわずかに変えているようだ。この画像のグレーの部分にメカがついているようだ。