電動工具を扱う際は、事故・怪我の無い様、十分過ぎるほど注意してください。全ては自己責任です。


自動カンナ/手押しカンナ


マキタ 2012NB

 仕上げはもとより、材料の選択肢を広げるためにやはり自動カンナは欠かせないと感じてからも
随分長い間迷いました。まず騒音を心配しながら、収納方法、そして重量と検討すべき点ばかり、
また価格の点でも日曜大工の範囲を逸脱するのではないかなど・・・
最終的に購入に踏み切った最大の理由は、この年になってまったくなんですが、
誕生日を記念してということでした(笑)。

騒音の点に関しては、送り速度が結構速く運転時間が短いので少しだけ安心材料でした。
収納の点はキャスターを取り付けて、バンドソーの台の下に収めることにしました。
自動カンナの定盤はそれほど大きくないので、ドアの縦枠-1間程度の長さの木材を加工するため
画像のようなベッド?を作成しました。


枠は2×4材です。補助ローラーはコンベアのアルミローラー、自在ベアリング、果ては
調理用の麺棒までさまざまです。
作業時はまず台に自動カンナを置いて、次に定盤にアルミ角パイプを置き、補助ローラーが
それぞれが面一になるようクランプで固定します。

   

作業を始めるたびに設定しなくてはなりませんが、なにより簡単に移動/セット出来、逆にばらばらに
片付けられることが「青空木工」にとっては最大の利点になっています。


 集塵はオプションのダストコレクターの接続穴に塩ビの異径ジョイント50×40
、呼び径40のパイプ、ジョイント/コネクターのTVS-40をつなぎ、集塵機のホースに接続します。


盛大に削りカスが出るので、集塵機のパワーが不足気味ですが、吸いきれない分は
ベッドの枠内にほとんどたまり、怪我の功名のようです。

FEB 2003


手押しカンナ Delta 37-070JP




手頃なサイズ、軽量で持ち運びやすく、かね出しに重宝しています。動作音はすさまじいほどでは
ないですが、作業台に置くと振動が板に伝わり大きくなってしまうので、画像のように直置きして
使っています。集塵はダストフードから100->40ミリの塩ビの異径ジョイントで変換して、集塵機のホースに
接続しています。ダストフード取り付け穴は4個所あり、下の二つはセルフタップで止めるように
なっていますが、鉄板が薄い為すぐバカになってしまいました。

購入は半年ぐらい前ですが、久しぶりに使ってみると、材料の送り終わりが盤から浮いて切削されず、
切削した面の中央が少しふくらんでいます。
あれと思い、切削深さをゼロにして定規を当ててみると、上の画像の右側、送り込み側の定盤の
端で0.5ミリほど下がってしまっていました。前回使用したときは何とも無かったし、重いものを
載せておいたとか、落としたなどということも無く、温度による変化か、経年変化?か分かりませんが、
このままでは用を成しません。


裏側から内部をのぞいて構造を調べてみましたが、調節するためのそれらしいネジなどは見つからず、
乱暴な方法ですが、下の画像の白丸のナット(手前と反対側)を緩め、右の定盤を上に引き上げながら
ナットを締めなおしました。
これで定規を当てても面一になり、正常に切削出来るようになりました。
アマチュア向けの製品はこんなものでしょうか?

2003 MARCH