新集塵システム/ド・ドアが開かない!!!



  集塵機を動かすと、画像のように木屑落としのために
 敷いたパンチが激しく踊る?!
  機密性がいいこともあって、ドアに体当たりしても
 開きません。うっかり動作させたまま外からドアを
 閉めてしまい、大元のブレーカーを落とさないと
 部屋に入れませんでした(笑)

  やっとの事で片付いてきて、集塵などのセッティングに
 取りかかれるようになりました。





 

 TEMPESTは付属している金具で壁に固定するつもりで専用のやぐらは購入しなかったのですが、
現物を見てあまりに重い事、壁を通して家全体が振動してしまう事を警戒し市販のアングルでやぐらを
組みました。モーターは天井ぎりぎり、組み立てておいて引き起こすのは危険と思われたので
中ぐらいの高さで組み立てて引き起こし、下から車のジャッキで少しずつ所定の高さまで持ち上げ
固定しました。アングルのフレームは振動吸収が抜群の高分子ゴムをはさんで壁にしっかりと固定
しています(普通の黒ゴムなどはほとんど効果なし)。
 メイン配管は150Φのスパイラルダクト、先端は100Φに変換してフレキシブル・ホースで機械に接続しています。

 


 上右画像で先端が開放された150Φの直線ダクトが見えますがこちらは換気用のダクトで、大き目の
中間ダクト・ファンで排気、画像では天井から吊られているのが見えます。集塵機、換気ダクトは
突き当たりの壁を貫通し、それぞれ天井裏の長さ約2mの消音ダクトを通って外気に排気されます。
実際に動作時に騒音を確認しましたが道路を通過する乗用車の騒音のほうがずっと大きく、昼間の作業で
あれば問題無いと思われます。

  

 部屋には専用の配電盤を取り付けてもらい、メインブレーカーで全ての電源を落とせるようにした事、また
それぞれの木工機械には専用のコンセントを設け、1回路に集中させたので動作時の電流を検出する事で集塵機を自動的に連動させるようにしました。左上画像の下のほうにある基板や電磁接触機がそれで、電流の検出は右上画像の市販のカレント・トランスを使用しています。これはある範囲で通過電流と検出電圧が
比例するようになっており、検出交流電圧を計れば交流電流も測れる便利なものです。

 まだ日が浅いのですが、TEMPEST(2.5HP)の集塵能力については納得! このサイズを敢えて部屋に
持ち込んだはちょっと冒険だったかもしれませんが、正解だったと思っています。


集塵配管/目論見違い

 思い出したくなかったので思い出さなかったのですが、FWWの件の記事で思い出してしまいました(笑)。計画中のイメージは「明るいアトリエ風」で、あれこれ機械の配置を考えて図面を作り、集塵のメイン配管は床下にするつもりでプランを立てていました。こうすれば機械に接続する100Φフレキシブルホースは格段に短くなり、アイランド設置の機械への配管もスマートです。家のユニットが据付けられてからでは床下へ潜れるのはキッチンの床下収納庫からだけ。斜めにしても1メートルちょっとの長さしか入れられない事が分かり、基礎が出来た段階で150Φのスパイラルパイプを入れておきました。きちっと機械の位置をフィックスしてスパイラルパイプを切断しておければ良かったのですが、初めてお目にかかる機械が多く多分手直しが必要になるだろうと考えて後に廻しました。フレキシブルホースも考えたのですがロスが大きい上に高くつき、また蓄熱暖房ユニットがあってかなりの温度になるという事で直近は通せない。
 実際に機械を搬入してみるとやはり数十センチ以上のずれは結構多く、先に床に穴を開けなくて良かった。しかし駄目押し床補強の床束を取り付けるために床下に潜って作業してみると、キッチンから延々と?這って行き、たかがネジを廻す作業でも疲れてしまい、無理な姿勢でグラインダーで火花の出るパイプ切断はとても無理(作業慣れしている方もいるでしょうが)。で急遽天井取り付けに変更。長くて床下の角を通せなかったスパイラルパイプはそのまま残っています。ま、これからでも気力があれば全く出来なくは無いですが・・・
 で結局「明るいアトリエ」が「明るい工房」になったというお話でした。