カーターのブレード・スタビライザー

 バンドソーBS-10Kではそれ用のスタビライザーは市販されていないので、細い溝を切ったステンレス・リングを特注しベアリングにはめ込んでスタビライザを製作しました。新バンドソー用には費用的にカーターのスタビライザーと変わらないのでこちらをオーダー、以前KNOTTYさんが紹介されてましたね。
 Carter Products社にメールで連絡を取り、種類が多いのでこの機種JET JWBS-18Xで間違いなく使用できるタイプを確認、それと1/8"幅、137"長のブレードはW.C、RK、HT、LV等のお馴染みの量販店では扱っていないのでそれも含めてカーター社に見積もりを取ったところ、送料が$120余り、それと支払いは銀行送金だけしか受けないという事でした。国際送金小切手は発行費用2000円以上で郵送に時間がかかる、電信送金では4000円。両方あわせると馬鹿馬鹿しくてメーカーにオーダーするのは止めました。

 ネット検索をすると Peachtree Woodworking Supply Inc.があり、ここはアメリカのAMAZONに出店しているので大丈夫そうです。
Olsonのブレードも扱っていますが、ぴったりの137"長のブレードは無く、デルタ用136"長です。実際にセッティングしてアッパーホイールの高さが約1/2インチ違いますがブレード・テンションに気をつければ使用可能です(1/4"のブレードも同じ条件で既に使用している)。
 
 左がJET-1というタイプ、、右は取り外したアッパー・ベアリング・ガイド・ブロックです。幅広プレード用にベアリンクが二段重ねられていて、極細ブレードではブレードの刃のアサリがベアリングに当たらないようセットするのは難しいのでスタビライザーの出番です。
 実際に取り付けてみると
 
左は正面、右は右側面から見た画像です。
ちょっとしたトラブル。マニュアルにはブロックを固定するのは、もともと使用していたネジを利用して・・・と書かれていました。これは1/4" 20TPIでスタビライザーには一回転もねじ込めない。ネジ山を見るともっとピッチが細かいのです。試しに6Φのミリネジにしたところススッと入りました。しかしスタビライザーを取り付ける黒いバーの上部はぐらぐらしないようコの字型にスリットが切られていて、上側からとめるネジはここに入るようの先端が細く加工されています。「何でいちいちこんなに面倒な!」と思いつつ6*15ミリの留めネジの先端を金工旋盤で加工。

 ベアリング・ブロックと比較すると非常にすっきりして視認性が良く極細ブレードでの曲線切りがやりやすくなりました。

注)量販店は普通オーダーして翌日には連絡が来ますが、ここはそろそろ問い合わせをと思った10日経ってから。また発送はUSPSのPriority Mailで、大量契約をしている量販店のUPS等より送料は割高(1.5倍ぐらい?)。

FEB. 2010


OLSONのブレード 

 

左がスタンダード、右がAll Proというタイプで価格は8ドルほど違います。いずれもブレード幅は1/8"、14TPI、136"長で、比較、予備も考えて2本ずつ購入しました。
 以前BS-10K用に購入した国内の細いブレードは1本は使い始めてすぐに、もう1本にいたっては架け替えて起動したらプツン。問い合わせてみると「起動時のテンションのため」という返事だけでその後のフォローは無し。他のメーカーの製品はこんな事は無かった。
 といっても特に細いブレードは破断しやすく消耗品と考えておいたほうがよさそう。