有料SEMINOR

 展示会場では各メーカーが実演していましたが、そのほかにも毎日有料のセミナーが行われていました。その中でマイケル・フォーチュンさんの「Five Ways of Wood Bending」に参加しました。
 
 
 参加者は25名ほど、展示会場とは別のバンケット・ホールにはワーク・ベンチ、ベンディング・ジグ、バンドソー、樹脂パイプのスチーマー、ヒート・パイプなどが用意されていて、本格的です。
 

 スライドを使用したアウト・ラインの説明に続き参加者が実際にベンディングに挑戦。
 
 
 一般的にせっかく蒸した材料が冷えてしまわないよう「あせりまくって曲げなくてはいけない」と思い込んでいるようだが、そんなにあせらなくても大丈夫!とのんびり説明しているので心配になりましたが、画像のように無事曲がりました!(笑)それに材料全体を蒸す必要はなく曲げる部分+l両側数インチ程度だけ蒸せばいい、と言っていました。ただし材料は自然乾燥が一番。
 また会場にはさまざまなベンディングのジグや加工サンプルが置かれていました。 
 
 
 左上の薄い曲げ木は曲げが済んだものをリッピングしたもの。その際テーブルソーは大変危険で指に大怪我をする恐れがある、必ずバンドソーで切断するようにとアドバイスがありました。
 下左が曲げ木の5種類の方法とマイケルさんのWEBサイト。下右は真空曲げ木する際に使用するエジェクター。左からコンプレッサーの空気を送り込むと下のチューブが真空になるそうです。
  

 3時間30分に及ぶ講演と質疑応答は参加料$55をずっと上回る収穫でした。