先週から泥のついた成虫に成りたてを見かけるようになったので、昨年大変効果があったトラップを作成して設置した。昨年は一つのトラップの周辺に50匹以上の成虫が落ちていて、今年は見かける数が少なくなっているように感じる。
オリジナルでは牛乳の紙パックに穴を開けてそのまま使っていたが、ちょっと無骨だし雨に濡れて薬効が減少する。雨よけドームは100円ショップの直径150mmのプラスチックボールを木のベースに園芸アルミ線で取り付けた。ポールへの取り付けは園芸ビニールハウスの19mmパイプの金具を使っている。間隔を狭くしたほうが吹き込みは防げるが、コガネムシは飛び方が不器用なので入りにくくなる。青色に誘引されるというのでベース部分も青ペンキを塗った。
続いて料理教室のようだが材料。資料の約1/3の量をディプテレックス粉剤と共に練って、牛乳の紙パックの底部分を切り取ったものに入れる。真夏は一番飛来数が多いようなので月1回取り替える。
今年は3個追加して計5個、遠目には庭園灯に見えなくもない(笑)
2011年 今年はコガネムシが多い
昨年と比較するとドウガネブイブイ、ヒメコガネとも発生が多いようだ。また被害にあう樹木は毎年違っていて今年はネムによくいる。そこで毎度おなじみの毒餌のトラップを計五個置いた。
場所にもよるが設置して一週間でご覧のとおり。
コガネムシ対策
トラップを設置したが全て捕獲できるものでもない。葉が食害されているなら見て分かるが、もっとも被害があるのは土中にもぐって卵を産み付けられたものが孵化してしまい、寒くなって室内に取り込んだものが春先になって幼虫が活発になって根を食い荒らす。
特に問題なのはずっとポットに植えたままの植物で、数年かかってやっと成長してきたと思った矢先に根がほとんどなくなってしまい枯れてしまったもの、セアノサス、キングサリ、ジャカランダ・・・・
画像は椰子のネット、あらかじめ丸く整形されたものと、ワイヤーポットに使用されるマット上のもの。これをポットに敷いて成虫が土に潜りこんで卵を産み付けられないようにする。
ダンピエリ・オーレアとオリーブ。
ナスとジャカランダ。こちらは防草シートを切って作ってみた。薄くて頼りないが、土が直接見えないので全く役立たずというほどではないだろう。
虫対策以外にも夏の乾燥対策、そして真冬の凍結予防にもなると思う。