育苗箱 & ビニール温室 2011 その後 続き


 昨年秋に種まきをしなかったので遅ればせながら。地温を保つ必要があり、室内に置くだけでは夜間に低くなってしまう。そこで電気あんかを使った簡単な育苗箱(発芽箱)を試してみた(市販品は温度調節サーモスタットがついているが高価)。コンバネで箱を作り、中にはアルミ中敷シートを貼っただけ。苗床ポットなどは100円ショップで購入した蓋付トレイに入れた。
 
地温は夜間でも室温プラス5度程度の20度前後になり、かなりの種を発芽することが出来た。これまで最低室温は15℃だったので、もっと低くなる室内ではあんかを2個使用する、もっと保温方法を工夫するなど必要かも。

左からサルビア、マルヴァ・モシャタ・アルバ、ルナリア。下は昨年末に蒔いたエキナセア、マルヴァ・モシャタ・ロゼア、レゴーシアなども順調に生育している。同じく100円ショップの穴あきと穴なしのトレイを組み合わせる事で、潅水後の水捨てを省けてちょうどよいし、たまった水で乾燥しがちな室内の湿度を多少でも緩和出来ているのでは・・・
 
庭植えして3年経ち、徒長してしまった宿根イベリスの枝を挿し木して育苗箱に入れておいたら、この季節でも発根し新葉が出てきている。

今は秋蒔きの種が中心だが、来月になったら春蒔きの種が多くなってくる。


続・ビニールハウス

 昨年市販のビニールハウスの保温性を改善するためプチプチを内貼りしたが両面テープでやったため片付けで剥がす際ビニールが破れてしまった。今年は垂木で内側に木枠を作りそこにプチプチを貼った。また昼間の換気用窓も設けた。、
  
これまでに屋外の最低気温はマイナス2.5℃だったが、自作温風ヒーターで室内は3.5℃だった。

インパチェンス、ペンタス、アメリカンブルー、ジャカランダなどそこそこ元気だ。


育苗箱(発芽箱) その後

 ネット通販で比較的珍しい苗も入手できるが、木工と同じでひとつの店舗からほしいものが全部揃うわけではなく、複数から購入すると送料も馬鹿にならない。そこで国内では手に入らないものを中心に個人輸入した種をいろいろ蒔いてみた。

Asparagas Densiflorous Sprengeri. California Poppy Campanula Pyramidalis Campanula Persifolia
Campanula Glomerata Superba Carex Testacea Old Gold Meconopsis Cambrica Sisyrintium California Yellowstone
Verbena X Hybrida
Swainsona Formosa(Sturt Desert Pea) Swainsona Greyana Swainsona Macculochiana

 オーストラリアの3種はプレトリートメントとしてスクラッチ、熱湯処理とも半数以上発芽した。スターツ・デザート・ピーはおととしは2苗が開花したが昨年は全滅だった。さて今年は・・・
 シシリンチウムは50〜60度の温水に一晩浸けてから蒔くと発芽がよくなるというので、電磁調理器の保温機能を使ってプリトリートメントした。カレックスは採りまきがよく、中には保存すると極端に発芽率が悪くなるものがあるらしい。昨年入手したテスタセアは一部発芽したが、エラータ・オーレアは低温処理しても全くだめだった。
 数週間から数ヶ月低温処理が必要な他の宿根草の種などは冷蔵庫の庫内やチルド室などで種まきを待っている。


種まきの続き

 冷蔵庫でプリトリートメントした一部の種を蒔いてみた。
  

 左は育苗箱で発芽したAlchemilla Mollis、中央はCorydalis Sempervirens'Alba'、中央が少ないのはスプレー(霧吹き)の際種が流れてしまった?。右は室温でやっと発芽したGeranium hybrids。
Asperula Odorata(スイート ウッドラフ)は徒長していた枝を挿し木したところほとんどで新葉が成長しているが、天挿しのほうが元気なようだ。

 続いて3年目になったユーフォルビア・ダイヤモンドフロスト。11月に室内に取り込んだが先月中ごろ急に葉や茎が黄色くなってきた。肥料不足でなることがあるというが、思い当たることがあり持ち上げてみると根がほとんど無くさっと持ち上がってしまった。土を広げてみるといるわいるわ、十数匹の丸々と太ったコガネムシの幼虫。前にも屋外に出しておいたセアノサス(カリフォルニア・ライラック)が被害にあっている。このときのように完全に枯れこんでしまっていなかったので、残った株の中央部を新しい用土に植え、メネデールをかけて様子を見ることにした。
 
 20日ほど経過した現在新葉が増え花も咲いてどうにか持ち直したようだ。右はもしかしたらと思い挿し木しておいた方も2本は生き残っている。屋外のポットはネットなどでガードしておかないとまた被害にあいそうで頭が痛い。
 種まきはまだまだ続く・・・
Mar. 2011



 

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