集塵機も「どこまで続く・・・」になりそうないやーな予感がしなくもないですが、集塵機モーターをコントロールするインバータの電波リモコンのユニットを入手しました。3V動作で、画像のように小さく車のワイヤレス・キー等と似たようなものだと思いますが、4ビットなのでエンコーダ・デコーダと組み合わせて16回路のON/OFFに使用できます。勿論電力回路を開閉するためにはインターフェイスが必要ですが、送(左)/受信(右)ユニットのIDを合わせれば複数の受信機もコントロール可能なので他の機器もリモコンできるようになります。
2004 Feb.
製作といっても送信ユニットをケースに組み込んだだけですが・・・。秋月電子通商で購入していた赤外線リモコンの押しボタン、電池ホルダーをそのまま利用、もともとの基板のICやパーツは取り外しました。頂部に赤いLEDの送信モニタをつけ、アンテナはいい加減ながら一応は1/4λになっています。送信ユニットは左上のグリーンの基板だけです(笑)。
元々はビデオあるいはカセット・デッキ用のようで、ボタンのPLAY−>始動、STOP−>停止、FWD−>高速(60Hz)、REWIND−>中速(50Hz)のように集塵機の機能を割り付けました。
もっと拡張できるのですが、大急ぎで製作という事で後でゆっくり考えます。所要3時間、久しぶりに製作を楽しみました。次は受信機ですが、ノイズの塊!? インバーターの傍に設置したらどうなるか予断を許しません。場合によっては受信機、あるいはアンテナを離さないといけないかもしれません。
受信基板が組みあがり、テストOK。今や超ローテクの見本みたいなものです!(爆笑)。後は金属ケースに組み込み、インバータとアンテナに接続します。なぜか必要なパーツは全てジャンク・ボックスから見つかりました。
受信基板を金属ケースに組み込み、コネクター類を取り付けて完成したのが下左の画像です。インバータ、電動工具などノイズの発生源が至近距離にあるので、作業場所に近いところにしっかりしたアンテナを取り付けました。送受信モジュールの通販以外、一度もパーツを買いに秋葉原に行く必要がなかったというのは、家の中が相当ゴミの山!という事の証明!?(笑)
冗談はおいておいて、フェイル・セーフの点ではインバータ自体に高速、中速、低速の順にプライオリティがありますが、受信基板では自身以外のORでリセットしますので、誤って同時に複数のボタンを押してしまってもモーターは停止します。
接続テストの様子、一番手前の黒いのが送信機、画像ではスイッチング電源は仮に100Vのコンセントから取っていますが、確認の後200Vの端子に直接接続しました。また下右のように受信機からシールド付の多芯ケーブルでインバータのリモート・コントロール端子に接続しています。もちろんインバータの動作モードを変更すればパネルからの操作も出来ます。電源ケーブルには特にノイズ・フィルターが入っていませんが、この状態で誤動作などの問題はありませんでした。
全て接続が終了して動作テストです。
一言でいうと極めて快適、赤外線のようにリモコンを受光器に向ける必要もなく、 家の反対側でも問題なくコントロール可能でした。
インバータはパラメータを高速(60Hz)、中速(50Hz)、低速(40Hz)に
セットしていますが、動作状態を見ながら短時間の増速運転も試したら
面白そうだと思っています。
いよいよ集塵機回りも大詰め、オーダーしてあるコネクター、ホースの
到着を待っているところです。
monacoさんからいずれ詳しくレポートされると思いますが、ON/OFFのみでしたら市販の電波リモコンと、(電力容量が不足するので)電磁接触器を組み合わせて簡単に大電力の電波リモート・コントロールが可能です。価格的にも外国製品より割安のようですし、電波法上の心配もありません。 |
2004 Feb.