簡易防犯警報システム

 HCではセンサー・ライトという名称で、人が放射している赤外線を検出してライトを点灯する物が2000円台から手に入ります。安いものでも防雨仕様になっていてきちんと動作するのですが、残念ながらライトが点灯するだけで終わってしまい、アラームの機能としては十分ではありません。システム化されワイヤレスで室内にも警報が出せるものがありますが、色々な機器が必要で揃えていくとかなり高額になってしまいます。
 そこでセンサー・ライトが点灯した時の電流をカレント・トランスというもので検出して(100V/100Wの電球が点灯すると1アンペアの電流が流れます)、室内の警報を動かす方法を考え始めたのですが、けっこう専門的な知識/技術がが必要で、誰でもできるというわけではありません。
 と、目にとまったのがOA連動コンセントという商品です。一例は
http://www.audio-technica.co.jp/products/pc/atc-nf550r.html
パソコン本体のスイッチをオンするだけで、モニタ、プリンタなどの周辺装置の電源をオンすることが出来ます。これに、パソコンの代わりにセンサー・ライトを、周辺装置の代わりに警報ベル、点滅灯、その他音響装置などを接続すれば実に簡単に警報システムになるではないですか!
 OA連動コンセントは新品でも3000円ぐらいから、中古でしたらオークションで1000円以下で手に入ると思います。100Vを引き回すことになるので十分注意は必要ですが、廉価で誰でも簡単に実現できます。
 実際には侵入経路を検出できるベランダの柱2ケ所にセンサー・ライトを取り付けて、軒下のプラスチックボックスに収納したOA連動コンセントのパソコン口に接続し、連動口からは室内/外の警報装置に接続しました。警報装置は途中に中間ON/OFFスイッチを入れています。OA連動コンセントは壁の防水コンセントから取っています。センサー・ライトが動作すると何をするかという内容は防犯上ここには書きません。

費用は大体
センサー・ライト          @2500円*2
連動コンセント(中古)       750円
延長ケーブル           @300円*3
警報器具               ?
プラスチック・ケース        500円
中間スイッチ            200円
あとビニール・テープなど若干





 回転警告灯でもつけますか!!!!













(注意事項)
・USB連動タイプはここでは使用できません。
・センサー・ライトの電球のワット数が余りに小さいものは動作しない恐れがあります。100W以上もあれば大丈夫と思います。
センサー・ライトが動作していないのに警報がONになってしまう場合は、OA連動コンセントの感度をLOにします。
・防水ボックス(耐候性のある密閉プラスチック・ケースなど)、キャプタイヤ・ケーブルを使用するなど機器やケーブルの防水、絶縁には十分配慮してください。平行ビニール線を屋外で使用するなどもっての外です。不明の場合は電気店などに相談してください。
・センサーの取り付け位置によっては犬、猫など動物で誤動作する恐れがあるので、検出エリアをうまく調整してください。
・これを設置したからといって防犯を保障するものではありませんのでお間違いのないよう。

2003 Dec.