ブロアのタンデム(直列)運転

 次のプロジェクトとしてサンディング・テーブルの製作が同時緩進行形です。照明付拡大鏡スタンドのパーツは縁台に出てサンド・ペーパーをかけましたが、寒い時は家の中でやりたい!? Billさんのホームページには多くの方のリクエストでダウン・ドラフト・テーブルの設計資料がアップされています。テーブルの大きさにもよりますが、800CFM程度のブロアをテーブル下に直結!となっています。もちろんお茶を濁した程度の局部的な集塵ではなく、ばら撒かれる健康に有害なファイン・ダストを極力吸い取ってしまうためにはこれだけの風量が必要ということなのでしょう。実際に業務用のグラインダーやベルト・サンダー、サンディング・テーブルなどには確かに直結で専用ブロアが接続されています。それではホースを巡らせた1HP程度の集塵機に接続するデスク・トップ・タイプのダウン・ドラフト・テーブルはいかなるものか???
 現在ここの集塵装置は4”のホースを使用し、どうあがいても400CFM以下の風量しかなく、それにデスク・トップのダウン・ドラフト・テーブルを接続しても多分そよ風程度の風しか望めそうもありません。そこでBillさんに質問をぶつけてみました。補助ブロアを直列に使用することで何とかリカバーできないものかと・・・

 Billさんの知人でJETのDC1100を2台直列に接続し、4”ホースでも800CFMの風量を獲得している方がいるそうです。ただし注意点はそれぞれブラストゲートを設け、電流を監視して、廻りすぎ?による過電流でモーターが燃えてしまわないようにすることだそうです。そういえばまだ昭和電機の0.4kwのシロッコ・タイプのブロアをサイクロンに使用していたとき、取り替え用に購入したPENNSTATE INDUSTRIESの1.5HPのブロアを直列に繋いだことがありましたが、倍かどうかはともかく、実感として相当風量が増加したことを体験しています。
 小型のブロアですが、オリエンタル・モーターのサイトでも並列では風量、直列では最大静圧が増加するという資料がありました。4”程度のダクト(ホース)ではどちらかというと圧力ロスが問題となるので、風量で悩む?場合に一つの解決方法として役に立つかもしれません。

 テーブル・トップはパンチング・メタル、グレーチング等いろいろ当たって見ましたが、平坦度、価格、販売サイズが大きすぎるなど手ごろなものが見つからないでいたところ、先日家にこられたイシワタさんからいただいた人工大理石の板がまさにうってつけでした。イシワタさん、どうも有難うございました。なおBillさんのメールにも金属のテーブル・トップは材料を傷つけるので良くないと書かれていました。