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3月4日(木) リニア電源?

会社の元先輩が訪ねてきました。地元にある企業にオーダーしておいた無線の機器を取りに来たということです。話を聞くとその会社は家族の無線仲間だった方が経営しており、一緒に行く事にしました。

 その機器はリニアアンプといって電波の強さを、第一級の資格で許可されている500Wに増幅するものです。効率は50%なので1KWのスイッチング電源が必要になるのですが、この機器はインバーターと同じく電源電圧をそのまま直流に変換するのでスイッチング電源不要、サイズ・重量1/6、価格は1/3です。2台使えば2KWも可。試作し始めたころ「2チャンネル」に書き込んだところポロクソに言われたそうですが、完成してくると何も言わなくなったと笑っていました。
 単相インバーターを単相モーターで使用すると種類によってコンデンサーがパンクする恐れがありメーカーはほとんど市場に出していませんが、このリニアアンプはきれいな波形を出力するものですから、あわよくば皆さんの神経症?解消のためにと聞いてみましたが、「出来ると思いますが、ニッチな市場ですね」とやんわりとかわされてしまいました。
この会社は企業や研究所、大学などに実験用電源(といっても数十KHzから数十GHz)、高周波加工の電源、高周波増幅器などを納入していますから、木工用はちと無理かもしれません。

 あまりない事ですが、アメリカから輸入したテーブルソーで50ミリ厚のナラを縦引きしたら途中で回転が止まりました。これ50Hzで使ったためだけ?
ずるをしてフロイドの薄いコンビネーションブレードを使っていたので、縦引きのブレードに交換しました。
プロの方の昇降盤での作業を拝見させてもらった時には、薄い板を切るときでもいちいちブレードを交換していました。
 もっと厚ければバンドソーを使用するし、仕事で作業量がずっと多ければもっとパワーのあるプロの機械で加工するのが筋です。
 少し先に進みたいと思ってもそのクラスが国内になく、プロの機械はふつう手に余ります。それより手に入りやすい価格でグレードアップした堅牢さ、安定性、パワーが得られる事のほうがはるかにメリットです。理屈や数字だけで考えるのは現実的ではないし、こだわる意味がないと思えます。
イメージ
  HFローバンドリニアアンプ
   LOW BAND用 160〜40m
     超小型・超軽量 4.4kg
   大電力・高効率
     セミブレークイン対応
   高性能ローパスフィルタ−内蔵
     1BAND追加可能
(10-14MHz)

   株式会社 サムウエイ

     〒417-0001
     静岡県富士市今泉3−9−2
     TEL 0545-53−8965(代)
     FAX 0545-53−8978
     http://www.thamway.co.jp/

3月18日(木) 外国為替

外国為替証拠金取引で、心臓が弱くても多少の小遣い程度?にはなっているのですが・・・

 リーマンショックで金融機関の投機の暴走ぶりが問題視され、規制の動きが広がっているようです。
 外国為替証拠金取引でも国内では来年から厳しくなります。現在はレバレッジは50、普通取引単位は1万通貨、ドルなら1ドル100円として1万ドル/100万円の取引をその約1/50、約2万円で出来るのですが、これが引き下げられ25になります。ですから証拠金が倍必要という事になるのではと思います。
 ところで現時点ではアメリカの経済活動は上向いてきていますが雇用は一向に改善されない、EUはギリシャの信用危機で低迷し、イギリスしかりでかなり円高です。
 で、少しでも経済指標が改善されると一気に円安に振れるもののすぐに逆戻り、この状態はチャンスか?
 始めた頃に読んだ参考図書に「自分がどう思うかではなく、人がどう思うか考えて投資しなさい」とありましたが、投機資金の動きも加わって、きっかけがあるといっせいにある方向に走り出しそれが相乗される、という状態のよう?

 こちらの世界はともかく、木工関連も国内の販売店でも値下げしてますし、個人輸入もチャンス?
3月20日(土) おがくず

木工を熱心にやればやるほどたまっていく「おがくず」、利用方法は・・・

 まず「何も加工しないでそのまま使う」、昆虫の飼育程度は知っていたのですが、和歌山ではイチゴの苗床に、土中にいる害虫(の卵)、病原菌などが無いのがいいそうです。それから数年前からはトイレに、もちろん乾燥させ、かき混ぜる必要はあるようですが、これが富士山のトイレに使われているとは知りませんでした。使い終わったものは無臭で肥料にも使える。まだ簡易トイレなど無かった時代には大工さんがおがくずを使っていたらしいのですが本当?

 一番身近なのは堆肥です。牛舎、豚舎などに敷いておき、もちろんクッションにもなりますが、糞と混ざったものを発酵させたものが堆肥として使われています。

 それから異色なのは粘土にしてしまう企業があります。自分でおがくず、小麦粉、水を混ぜて練ってこの「おがくず粘土」を作った人がいましたが面白いですね。固めて固形燃料もあるようです。

 自動カンナ、手押しカンナの作業を始めるとすぐ100Lの袋がいっぱいになるとプロの方が言ってました。そこでそれは近所の農家に引き取ってもらい、畑に撒くとふかふかになっていいという事だそうです。

 試しに土に混ぜておいたところ、半年ぐらいでは分解されず、カンナくずには家にとって大敵の白色腐朽菌がついています。と同時に発酵の際に熱が出て根を痛めないかとか、植物に有害な成分が発生しないかなど踏み切れないでいました。ホームセンターで安売りしていた牛糞堆肥はレギュラー品より水分が多いのでこれと混ぜて発酵させるようしばらくおいてみようかと思います。これがうまくいけば処理には全く困らなくて済む。
3月22日(月) 海軍カレー

堆肥の話の次でなんですが、家で昼食をとることが多くなり、調理の一部分担・・・

  レトルトでは新宿・中村屋のものが気に入っています。また同じ名前でレトルト商品がありますが、調理も仕組みを考えるとなかなか面白い。という事で少しずつレパートリーを増やしていこうと思っています。

海軍カレーは自衛隊の食事メニューとして作られているものをテレビ番組で紹介していました。

市販のカレールーも使うのですが、違いは
1.豚肉はプレーンヨーグルト、ゲッケイジュの乾燥葉のみじん切り、スパイス類、タバスコ、パプリカともみこんで20分程度寝かせておく。
2.豚肉は鍋にマヨネーズ(低カロリーです 笑)を敷いて炒め酸味をつける。
3..別に炒めておいた野菜と鶏ガラスープで煮込む
4.3と同時にカレーパウダーとガラムマサラをフライパンで空煎りして入れる。
5.カレールーは味見しながら適量使う。多いとカレールーの味に・・・
6.仕上げに小さじ半分のインスタントコーヒーを水で溶いて入れる。

でなかなか好評です。カレールーを使わないものも作ってみましたがコクがいまいちで宿題。

3月22日(月) 魚

揚げ物が好物ですが、年齢的に魚が多くなってきました・・・

 引越し前、兄弟の連れ合いにこちら(静岡県)に住んでいいことは何だろう? ときいたところ「専属の漁師」と答えが返ってきて大笑いした事がありました。
 若いころやっていたディンギー、私のほうは忙しさなどから止めてそのままですが、兄弟のほうはそのまま続き、今は昂じてヤンマーの漁船。天候がよければ毎週末出かけています。
 おかげで月に数回、釣ったばかりの新鮮な魚が食べられています。直近のヒット?はクロムツ、オニカサゴ、イシダイなど。今はGPSで釣り場も分かりやすく、魚探も。昨年一緒にキス釣りに行った帰りに清水港の灯台付近でぐるぐる回っているので何だと思ったら、アジの群がいる・・・。釣り仲間で分け合って、全くのボウズはあまりないようです(笑)
 で、こちらで作ったトウモロコシやタマネギ、豆類などの野菜と物々交換しています・・・

3月28日(日) 害虫ご一行様

次々と花が咲き始めて楽しみな季節。これから蝶や鳥やミツバチがたくさん集まってきますが、中には招かざる客も。薬剤を多用すると環境汚染、薬耐性などの心配があり、また野菜などには全く使用していない。最大の特効薬は「テデトール」だそうですが、他にもいろいろ方法を探ってみた結果。その中から六大害虫ご一行様、、ご案内!

コガネムシ
 ヒメコガネ、ドウガネブイブイ。後者は知人に名前を言っても「またー、かつごうとして・・・」となかなか信じてもらえなかった。地中から帰った場所のマザーツリーを食害するらしくおととしはミツバツツジ、去年はネムが被害に。幼虫も悪役で、冬の間家に入れていたポット植えのセアノサスが2月末急に傾き、ポットから抜いてみると20匹ほどぞろぞろと、根はほとんど残っていなくて枯れてしまった。
(対策)
 植え替えなどで土を掘り返して見つけたものは片端から捕殺、それと成虫を減らすためトラップを設置。
 愛媛県農林水産部の資料
3箇所に設置したところ下にボロボロと。この餌に飛びつこうとしているヤツを良く見かけました。餌は一月ごとに入れ替え。今年はもっと数を増やす。
 夏の間デッキに出しておくポットは根元に収穫用の目の細かいネットを張って成虫が潜って卵を産み付けられないようにする。

ヨトウムシ
 特に晩秋〜初冬。パンジー、ビオラ等の花苗、葉物野菜の幼苗は茎の根元を食いちぎられてバッタリ。全部食べてしまうのならまだ許せるが、嫌がらせとしか思えない・・・
(対策)
テデトールの実践。夜8時ごろ被害苗の根元を懐中電灯で照らし掘って見つけて捕殺。枯れ枝のようなものとグレーのぶよぶよしたものの2種類。苗は必ず保険を残している。

ウリハムシ 
成虫は広く草花を食害。特にダイアンサス、キキョウがひどかった。幼虫はキュウリの根を食い荒らし2日で枯れた。妙案が無く、野菜は薬剤を使わないし・・・

コナガなどガ類の幼虫
 樹木、草花から芝まで。昨年はネムの被害がひどく10月中ごろには葉が全て無くなった。大きいものはテデトール、時々は薬剤散布。唯一の気休めはヒヨドリ、イソシギなど掃除屋さんが毎朝来る事。恐れられているスズメバチもこの時ばかりは益虫。

アオムシ
モンシロチョウの幼虫。野菜はテデトールの実践あるのみ

ナメクジ

2種類、背丈の低い草花は花まで食害される。ラミウムなどは一時葉が全部無くなった。銅イオンの忌避剤は撒ききれないし汚染の心配も。
(対策)
「ナメルト」という捕殺剤が優れた効果があった。ハードカートンのタバコの空き箱に粒状の薬剤を入れておき、集まって死んだら蓋をしてゴミ箱へ。酒かす成分が入っていて誘引効果に優れ、長い間悩まされていた近所の方が使ってみて「感激した」と言っていた。(袖の下はもらってません)
3月29日(月) 科学技術と安全

雑感と言うにはいささか生々しいのですが・・・。 これまで科学技術で生み出したものは計りしれない利益をもたらしてきましたが、その一方で疑いが提起されてからも施政者、企業、研究者の利益のために隠蔽され、歪曲され、多くの被害者が発生した事も事実です。
広くは地球温暖化、水俣、鉛害、薬害エイズ、大気汚染、建材や什器・玩具のホルマリン、ダイオキシン、アスベスト、環境ホルモン、船底塗料・・・・ 思いつくまま挙げてもみんな「科学技術を安全が後追い」している。

 2月にあるイベントで「電波の安全な利用について」と題して話を依頼されました。学者でもなく、専門の技術者でもなく、出来るだけ調べて事実・現状をそのまま話しました。安易に安全性を強調したり、いたずらに不安を煽るのは目的ではありません。
以下が使用したパワーポイントのスライドです。
資料
ベースは総務省から公開・発表されたもので、それに資料を追加しています。特に携帯電話の普及、周波数の高キガヘルツ化に伴い、対応・策定されたもののようです。電磁波は高レベル、周波数が高いほど、被曝時間が長いほど影響が現れやすいとされています。
この中で
1.「電波の強さの許容基準は何を根拠に定められたのか?」。資料ではラットなどの動物実験で異常行動を起こした被曝量に安全率をかけた値を閾値とし、安全性の根拠にしています。
2.人体が電波を吸収した際の影響は「熱作用」のみが取り上げられていますが、それ以外の影響は分かっていません。
3.国際ガン研究機関では、電磁波は車の排気ガス、ピクルス、コーヒーなどと同じ「発ガン性の可能性がある」カテゴリー2Bに分類されています。
3.一日に延べ数時間以上に渡って携帯電話の電波を被曝している人体について、歴史が余りに浅くまだ疫学的研究はされていない。
4 電磁波の一種で主として磁力線が影響を及ぼす?高圧線、電磁調理器などの影響の解明は?


3月30日(火) 桜寒波

 あちこちで桜が咲いています。あいにく昨夜は思いがけぬ寒波の襲来で外気温は-3.5度まで下がり霜柱が一面に。半分ほど咲いていたチューリップは首をうなだれましたが、晴天の午後に何とか回復。ビニールハウス内は1.5度だった。


 花を選ぶ際、やはりブルー、紫系に目が行きます。そんなわけでこのコーナーは白/紫が集まっています。手前から早くから咲いていたムスカリ、クリサンセマム、ネモフィラ、これから咲く浜名湖フラワーパークの「モネの庭」で見た葱坊主−アリウム・ギカンチウム、アガパンサス、ジャーマン・アイリス。ローズマリーは今年は満開でした。。

 あ、そう言えば庭紹介の番組で見たドイツのオーナーの座右の銘。庭造りの先生にしている本の筆者の言葉だそうです。

「優れた庭師は、賢い怠け者」

 ポール・スミザー氏の考えと相通ずるところが感じられました。これを目指そう・・・

残念ながらネットで本は見つからなかった。